覆面の風来坊外伝
〜三国志遊戯〜
     アルティメットエキサイティングファイターズ・外伝3 〜三国志遊戯〜
    〜第1部・第07話 旗揚げ〜
    献帝氏の情報を元に、チョウアンの王城へと到着した。現地はカユウ氏達が戦闘をしている
   よりも凄まじく、略奪の限りを尽くしていたのだ。

    物資の強奪は元より、トウタク氏の悲願と言える酒池肉林の達成に不可欠な女性の確保。
   これを手当たり次第に行っていた。これには怒りの方が湧き上がってくる。

    目に留まった献帝氏の使いの者を片っ端から救出、トウタク軍団を片っ端から潰していく。
   怒りで我を忘れそうになるも、相手を殺さずにノックダウンする事だけは忘れない。


    黄巾の乱よりも性質が悪い反董卓連合。密かにトウタク氏を暗殺しようと試みるも失敗し、
   命辛々逃げ出せたソウソウ氏。後にエンショウ無双氏を叱咤し、盟主として連合軍を組織。
   その後の戦いは有名だ。

    だが何度も言うが、そこに居る筈のリョフ氏・チョウセン嬢・チョウリョウ氏・コウジュン
   氏・カユウ氏はいない。戦力の部分では話にならないぐらい弱体化をしている。

    それにこちらは超絶的な力を持つ身内が大勢いる。連中がどの様な手段を用いようが、所詮
   悪足掻きに過ぎない。

    だからこその心理戦、か。こういった良心に刺激させ、怒りに我を忘れさせようとするか。
   その方が一番合理的な潰し合いになるだろうな。

    まあどちらにせよ、根底に据わる一念がブレなければ造作もない事。どの様な手段を使われ
   ようとも、だ。今後、連中はその手法を多く用いてくるだろう。



リョフ「だから1人で先走るなと言ってるだろうに。」
    突然だった。複数の兵士達に囲まれるそこに、いきなりリョフ氏とミツキが現れたのだ。
   これには驚いてしまうが、今は窮地を救われた事を感謝するしかない。
仮面の風来坊「ええっ、何故ここに・・・。」
ミツキ「ディルLKちゃんが一発で当てたわぅよ。ディルちゃんよりも正確だったわぅ。」
リョフ「話は聞いている、一夫十八妻だとな・・・。お前の事を本当に心配していた。だから直ぐに
    引き当てたのだろう。」
ミツキ「良い妻を持って幸せわぅね!」
   方天画戟で相手を殴り、そのままストレートでノックアウトしていくリョフ氏。ミツキの方は
   十字戟を駆使して相手を持ち上げ、そこからシャイニングウィザードに持っていくという荒業
   を披露してくる。これには驚くよりも呆れてしまった。

リョフ「・・・ミツキの格闘術のバリエーションは凄まじいものだな。」
ミツキ「にゃっは〜、まだまだわぅよ。仲間にはこの手のスペシャリストが大勢いるわぅからね。」
    俺達の根底ロジックとも言うべき戦術はプロレスに帰順する。武器を使っての戦いよりも、
   肉弾による格闘技の方が遥かに効率がいい。ミツキが指摘するスペシャリストはその意味で、
   身内には俺達を凌駕する程の技術を持つ猛者が大勢いるから怖ろしい。
仮面の風来坊「リョフ氏も方天戟を前面に出して動けば、ミツキも凌駕する戦闘力になるんだが。」
リョフ「そうだな。だがそれでは相手を殺害してしまう。一番いいのはこれしかない。」
   方天戟を両手に持ち、相手を殴り付ける。刃が当たらないようにする様は凄まじいものだ。
   そこから相手の首を右手で掴み、強引に地面へと叩き付けるのだ。ミツキ達から伝授されたと
   される、プロレス技での通例チョークスラムだわ。

リョフ「フフッ、相手を殺さずに征するか。このプロレス技ならそれが実現可能とあるのが、本当に
    不思議なものだな。」
ミツキ「Rちゃんも言ってたわぅが、これなら乱世が終わっても戦い続ける事ができるわぅよね。
    殺し合いじゃなく、己の格闘技の力をぶつけ合う。最後はリスペクトも相まって爽快感は
    一塩わぅ。」
仮面の風来坊「今のリョフ氏ならその生き様を確実に示す事ができるね。純粋に勝負に投じる一念が
       あれば、そこが戦場であり天下無双を示す事が可能だから。」
リョフ「そうだな。この戦い方なら、乱世が終わった後も暴れる事ができる。ソンサクが大歓喜して
    いたが、その一念が痛いほど理解できるわ。」
    今のリョフ氏達はもはやプロレスラーとしての力に目覚めだしている。純粋に戦いに投じ、
   相手を殺さずに征する手法。プロレス自体がエンターテイメント性なため、殺し合いではない
   のは言うまでもない。しかしそこに戦いを求めるという事では、乱世もプロレスも全く同じと
   言える。


ミツキ「みんなー、こっちわぅよ!」
使者1「た・・助かり申した・・・。」
リョフ「表で仲間達が待っている、そこに向かってくれ。」
使者2「承知致しました!」
使者1「感謝致しますぞ!」
    略奪は酷いものだが、使いの者達の被害は殆どないようだ。やはり王城とあって、それなり
   に訓練は積まれていたのだろう。いざとなった時に行動ができるのなら、それは紛れもない
   訓練の賜物だ。
リョフ「粗方、救出は完了したか。」
仮面の風来坊「一応は大丈夫そうだの。あ、表にはディルLKも来てるのか?」
ミツキ「わぅわぅ。追加で一個師団も持参したわぅ。」
仮面の風来坊「了解。とすると・・・。」
   トウタク軍団を退けながら、自分達も王城を後にした。使いの者達はそれほど多くはなく、
   短時間での救出が成功した。ともなると献帝氏の身の回りは少数精鋭だったのだろう。東は
   カシン軍団が幅を利かせていたため、それが功を奏して低守備で何とかなったと推測できる。

仮面の風来坊(・・・俺が予測するに、事態を収束させたカシン氏はチョウアンに移ると考える。
       その根拠は俺の活躍だ。)
リョフ(・・・なるほど、お前に全てを押し付けて逃げるという算段か。)
ソンケン父(それはかえって好都合ですな。仮にチョウアンに移動したとして、そこがカシン軍団の
      根城となる訳で。ともなれば・・・。)
オウイン(ラクヨウで旗揚げ、という事になりますか。)
仮面の風来坊(フフッ、各々の推測通りだよ。)
    流石は歴戦の強者達だ。敵の今後の展開と俺の今後の行動を見事に見抜いてきた。ただし、
   これが実際に行われるかどうかは未知数ではあるが・・・。

    俺の活躍を妬んだ場合、カシン氏軍団は敵の目が集中するラクヨウの太守辺りに抜擢する。
   妬まず労った場合でも、同じくラクヨウの太守に抜擢してチョウアンに引くと思われる。

    北側のソウソウ氏とエンショウ無双氏の連合と東側の黄巾党の2勢力を相手にするよりは、
   西側のトウタク氏軍団と南側のエンジュツ氏軍団を相手にした方がまだいいだろう。

    エンジュツ氏軍団の勢力はたかが知れているし、トウタク氏軍団はテンスイとセイリョウ
   からしか侵攻ができない。それにラクヨウを持っている限り、4勢力から狙われる。

    俺を捨て駒としてラクヨウに置き、自分はサッサとチョウアンに逃げる。これが今一番高い
   確率で起こると予測した。


仮面の風来坊(カユウ氏にも聞こえているから、ここは彼の力も借りるよ。他の面々はディルLKの
       植物魔法による隠密状態でラクヨウに待機。カユウ氏と一緒にカシン氏と謁見する。
       今思った事が伝わっているなら、どちらかの手段を取るだろうから。)
カユウ(承知仕った。どの道、我が戻る場所はありませぬ。トウタク殿も以前とは遥かに異なった
    圧政と暴政を敷きだした。もはや同調はできませぬ。)
リョフ(というか、セイリョウとカンチュウを攻めた際。当時、バトウ軍団とチョウロ軍団を倒した
    のはお前だと聞いているぞ。本来なら好待遇される筈が、今の経緯を考えると妬まれたと
    取れるのだが?)
カユウ(・・・流石はリョフ殿です、その通りで。カンチュウを仲間と共に攻略して戻ったのです。
    ところが戻ればセイリョウの攻略が不完全だったという事から、その責任を追及されて追放
    されたのが事の次第で。)
    ・・・まてよ。カユウ氏はセイリョウの攻略が不完全と言ったよな。それはあれか、オウイ
   嬢達の事を指し示すのか。だとするとバチョウ氏達に皆殺しに合うよりも、もっと酷い事に
   合っていた可能性が高くなる。

仮面の風来坊(・・・絶世の美女たるオウイ嬢を狙った、と取るか。)
オウイ(そ・・そのために一族を皆殺しにしようとしたのですか・・・。)
仮面の風来坊(あー、バチョウ氏達は侵攻が目的だった思うから別物だよ。問題は本来の皆殺しを
       回避できた要因のトウタク氏軍団だ。その理由をカユウ氏が言う攻略不完全で大体
       想像ができたわ。)
オウイ(そ・・そうだったのですか・・・。)
仮面の風来坊(でもそれは済んだ事だしね。ご家族方は全員健在で、お嬢も無事にいる。この流れは
       仮説に過ぎないが、一歩間違ったら大変な事になっていたのは事実だろう。)
リヴュアス(大陸中に隠密ハーズダント部隊を放ったのは正解でしたね。)
    トウタク氏のやりそうな事だろう。オウイ嬢の美貌は成人のチョウセン嬢に匹敵するぐらい
   美しいものだ。彼が悲願とする酒池肉林の野望の1つとして、美女を獲得するのは利に適った
   ものとも言える。本当に最悪の状態にならずに済んでよかったわ。

オウイ(・・・本当にありがとうございます。貴殿が隠密部隊の派遣を決められたのは言うまでも
    ないと思います。それが私達を救って頂ける事になった、本当に感謝に堪えません。)
仮面の風来坊(そこは気にしなさんな。リョフ氏達・オウイン氏達・ソンケン父氏達の様に、嫌な
       結末は絶対に見たくないのでね。リョフ氏は裏切りによる忘恩の件、オウイン氏は
       トウタク氏軍団による暗殺の件。ソンケン父氏とソンサク氏は不慮の事故による死亡
       の件だ。オウイ嬢は本来ならバチョウ氏に一族を皆殺しにされる流れだったが、今は
       トウタク氏軍団に狙われていたかも知れないわ。どれも俺が望まない結末だ。)
ミツキ(ふふ〜り、俺の目が黒い内は絶対に不幸にはさせないわぅぜぇ〜!)
仮面の風来坊(・・・代弁ありがとな。)
ミツキ(いぇ〜いっ♪)
    見事なツッコミで場を紛らわすミツキ。それはオウイ嬢の心境だと思う。複雑な一念が交錯
   しているのなら、彼女のツッコミは的確なフォローだわ。

ミスターR(俺らが知ってるカユウさんは、トウタクにずっと付き従うんですがね。例の反董卓連合
      でのシスイカンの戦いでカンウに討ち取られます。)
カユウ(な・・何と・・・。)
ミスターR(いえいえ、それは俺達が知る流れです。この場では異なった展開になってますし、仮に
      それに至ろうとするなら実力で阻止しますよ。)
仮面の風来坊(Rさんが信じるカユウ氏だ。カンウ氏には悪いが、カユウ氏の武勇には指一本たり
       とも触れさせない。それが俺達の信念と執念だからな。)
    王城を出てミスターR達と合流する。ディルヴェズLKもいるとあり、その指示は実に的確
   である。流石はディルヴェズの双子の妹だわ。
仮面の風来坊「あれ・・・カシン氏の配下達はどうした?」
ミスターR「あー、現状を報告すると言って戻りましたぜ。」
仮面の風来坊「ふむ・・・となると俺達の戦闘力を知られた訳か。」
カユウ「構いませぬよ。逃げ隠れするより、堂々と当たればよろしかろう。こちらのリョフ殿もその
    雰囲気を出しております故。」
リョフ「フッ、本当に猛将という異名は伊達じゃないな。その通りだわ。風来坊よ、コソコソ隠れる
    よりも堂々と当たろうじゃないか。」
ディルヴェズLK「不死身の精鋭軍団だけは隠密状態で待機させておきます。私達は直接、総大将に
         当たるのがいいでしょう。」
仮面の風来坊「・・・分かった、そのプランで挑発を掛けてみよう。それにリョフ氏達がいる事に
       さぞかし驚くだろうけど。」
   不死身の精鋭軍団を隠密状態にするディルヴェズLK。彼女も創生に関してのノウハウを会得
   しているため、こういった荒業が可能なのだろう。実戦向きの俺からしたら考えられないもの
   ではあるが。

仮面の風来坊「カユウ氏はどうする?」
カユウ「ここまで色々と救われては、貴殿らに恩を返さねば我が武が廃りまする。及ばずながら、
    我が武勇を存分にお使いあれ!」
ミスターR「流石カユウさん、そう来ると信じてましたぜ!」
リョフ「ハハッ、本当にカユウを気に入っているのだな。」
    カユウ氏の参戦に大歓喜するミスターR。彼のカユウ氏好きは何度も伺っているが、改めて
   伺うと痛感するしかない。俺がリョフ氏を好きになるのと同じものである。
仮面の風来坊「よし、ならラクヨウに戻ると見せ掛けて乗り込んでみるか。カシン氏がどんな対応を
       するか見物だわ。」
リョフ「不安要素は俺達が全て刈り取る、後ろは一切気にするな。お前は前だけを見続けろ。」
ミツキ「やったるわぅ!」
仮面の風来坊「・・・大いに期待してます。」
   ミツキの生き様に感化されたリョフ氏は、半ば彼女のハッチャケ度が色濃く根付いている。
   無双の彼とは異なる冷静沈着さも兼ね備え、それでいて熱血漢の流れもあるのだ。知略にも
   精通しだしている事から、その多岐多様なスキルは凄まじいものといえる。


コウジュン(ダンナ、気になったのが献帝殿なんですが。)
献帝(な・・何と・・・頭の中に声が響いておる・・・。)
ミツキ(あー、献帝ちゃんね。これは念話という奴わぅ。あ、わたはミツキわぅ。よろしくわぅ!)
献帝(これはご丁寧に、献帝と申しまする。以後よろしくお願い致します。しかし・・・何と摩訶
   不思議な・・・。しかしこれも貴殿らの実力というものなのだろう。我は祭り上げられて、
   今の地位に至る。特質的な力を持たぬ故に、この様に力を持つものを羨ましく思う。)
仮面の風来坊(そうでもないと思いますよ。俺が知るマンガの献帝氏は、主人公を妬み亡き者にする
       愚作を貫く存在でしてね。しかし目の前にいる献帝氏は、分け隔てなく他者を敬い
       労うではありませんか。どう見たって雲泥の差ですよ。慈愛の精神が根付く献帝氏
       ならば、住民の方々も慕うというもの。それこそが最大の武器じゃないですか。)
献帝(そ・・そういうものなのか・・・。我は他の強者とも異なり、ただ漠然と治世を沸かす飾り
   でしかない。それでも慕ってくれる者がいる事は有難いが・・・。)
仮面の風来坊(肝心なのは氏がどの様な生き様を刻むかですよ。俺の盟友リョフ氏達も、かつては
       他者を敬い労う事を行えなかった。しかし根底に据わる一念はそれを変革したいと
       思い続けていた。誰彼がどうこうじゃない、自分自身がどうあるべきか。それが重要
       なのですよ。献帝氏にも根底に据わっているじゃないですか、慈愛の一念が。)
    何時もと変わらない激励を献帝氏に行う。これは近場にいるカユウ氏にも伝えたい。最終的
   に己自身の一念次第で全てが変わってくる。それが複数となれば地域を・一国をも動かし、
   最後は世界をも揺り動かしていくのだ。些細な一念でもそれが爆発的に開花すれば、もはや
   恐れるものなど何もない。

献帝(・・・貴殿だけでした、その様に我を思っての激励をして頂けたのは。我は周りに祭り上げ
   られて、漠然として過ごしていたに過ぎませぬ。それは間違っていると分かっていても、実際
   に行動する勇気がなかった。)
仮面の風来坊(大丈夫ですよ。俺だって常々恐怖心と戦っていますから。先に何が訪れるのか不安で
       仕方がない。しかし諦めなければ0%にはならないのです。諦めた時点で可能性は
       全て潰えてしまう。)
献帝(そうですな・・・貴殿の仰る通りです。我も今より精進して、本当に民を守れるような存在に
   至りたいものです。)
    献帝氏の魂の叫びを俺達は痛感した。それは紛れもなく彼の本心から語られる一念だ。根底
   に慈愛の一念が据わっているのは分かっていたが、それが自立はしてなかった。しかし今の
   彼は猛将に匹敵するぐらいの肝っ玉に覚醒している。

ミツキ(献帝さんの様に民を慈しむ精神が据わっているのなら、後は行動あるのみですよ。ただそれ
    相応の努力をしないと見向きもされなくなります。それが世の常ですから。)
献帝(そうですな、我も何らかの努力をすべきでしょうね。)
ミツキ(そこでわぅ! 献帝ちゃんに相応しい格闘技術を伝授するわぅよ。今以上に強くなるわぅ
    から、心して受けて欲しいわぅ!)
献帝(おおっ、それは願ってもない事。よろしくお願い致しますぞ!)
    ミツキの真面目とノホホンの会話に驚いているも、その伝授という話を聞いて唖然とした。
   彼女なら穏やかな献帝氏をプロレスラーの様な猛者にしかねない。まあそれはそれで面白い
   とは思うが・・・。う〜む・・・。
リョフ(・・・風来坊の強さは心の強さそのものだな。そして誰に対しても平等に物事を見定める。
    そんなお前に俺達は惹かれて集い合ったのだから。)
ソンケン父(献帝殿が奮起なされた一念を強く感じます。これがリョフやモウカクを変革させた手法
      なのですな。風来坊殿のお力は凄まじいものですわ。)
シルフィア(ベタ褒め状態ねぇ〜。)
仮面の風来坊(皮肉にしか聞こえませんが・・・。)
ミツキ(まだまだ甘いわぅね。)
   仲間達が感嘆してくれるが、それに溺れるなと一蹴するシルフィア。追撃するミツキに一同は
   笑っている。確かに嗜める存在がいれば、有頂天に至る事は絶対に在り得ない。この2人は
   全てにおいて見定めた千里眼を持つため、大局的に物事を見てくれている。だからこそ俺も
   道を踏み外さずに済むのだから。

ミツキ(あと献帝ちゃん、この衣服を着てわぅ。)
献帝(これは・・・黒いローブですか。)
ミツキ(カシンちゃん達に悟られないようにするには、今のTちゃんみたいに暗殺者風の出で立ちに
    するべきわぅ。今は我慢して欲しいわぅよ。)
献帝(よく分かりませぬが、承知致した。)
    献帝氏が頭の簾飾りを一旦取り外し、俺が身に纏っている黒いローブと同じのをミツキから
   受け取る。確かにこれを着用していれば、どう見ても暗殺者にしか見えない。
仮面の風来坊(今のカシン氏達に献帝氏がいる事を知られるとマズい。政治的に利用されるのは目に
       見えている。申し訳ないが今はその出で立ちでいてくれ。)
献帝(了解致した。)
ミツキ(あとリョフちゃんはこれわぅね。)
リョフ(・・・これを俺に付けろというのか・・・。)
   今度はリョフ氏にオペラ座の怪人の様な仮面を手渡すミツキ。渋ってはいるが、言われるが
   ままに仮面を装着する彼。頭の羽根飾りも相まって、まるでサンバカーニバルの様な出で立ち
   になった。
ミツキ(では仮面の猛将君、暫くはそれを貫いてくれたまえ。)
リョフ(・・・お前の考える事は分からんわ。)
ミツキ(ふふり。)
   不気味なまでに頬笑み、右手親指を立てるミツキ。それにリョフ氏は呆れるも笑っている。
   それに釣られて一同も笑ってしまった。あの献帝氏も笑っているのが何とも言えない。彼女の
   生き様と一念があれば、どの場でも燦然と輝く太陽を作りだせるのだろうな。


    下準備を終えた俺達は、カシン氏がいるラクヨウへと戻った。不死身の精鋭軍団に関しては
   ディルヴェズLKが纏め上げ、今は彼女も共に隠密状態で同行している。この軍勢を相手に
   知られるのは好ましくない。

    まあ例え知られようが、彼女達を扱うのは不可能である。そもそも命令系統を仲間達に限定
   しているため、他者からの命令は一切受け付けないとの事だ。更に他者に関しては静止眼で
   見定める能力もあるようで、敵と思った相手は容赦なく攻撃するようにもなっているという。

    ハーズダント・ヴァスタール・ヴィアシール。この3大・人工生命体は兵士ではあるが、
   個々が独立した一念を抱く事も可能とある超越的な生命体だろう。

    ちなみにリヴュアス・ディヴォガル・フィルラウム・デストロイア・ヴィエディア。この
   5人は俺の設定では、種族はハーズダントである。そこに魂が宿ったとされる特質的な存在と
   言えた。不死身の精鋭軍団の筆頭格であり、リーダーそのものだろう。

    ・・・その中のリヴュアスとは風来坊本編では夫婦の仲だというのが何とも言えない。更に
   双子の娘がいるのだから驚きだわな・・・。



    ラクヨウへと到着した俺達は案の定、カシン氏達から白い目で見られる事となった。どう
   いった経緯でそうなったかは分からないが、予想通りの展開に内心笑ってしまう。

    さて・・・どんな流れを持ち出してくるか、見物だわ・・・。


カシン「おお、戻ったか。」
仮面の風来坊「仲間のお陰で無事撃退できましたよ。」
カシン「うむ。部下から聞いている、なかなかの腕前だったとな。そこでだ、貴殿にラクヨウの太守
    を任命する。私はチョウアンの再建があるため、そちらに居城を移そうと思う。」
    ・・・方々で仲間達が歓喜の雄叫びを挙げている。俺の身体を通して、一同に念話にて会話
   の内容が伝わったからだ。予想通りの展開に運んだのには驚くが、今はこれをプラスと取る
   べきだろうな。
仮面の風来坊「有難き幸せ、“ラクヨウの事は万事全て”お任せ下され。」
カシン「うむ、期待している。後の事は頼んだぞ。」
   そう言うと足早にラクヨウの居城から去っていくカシン氏達。全ての資源などを荷馬車で運搬
   していく姿を見ると、確実にこのラクヨウを捨てるといった雰囲気だわ。

    念を押して、“ラクヨウの事は万事全て”と伝えた。それが何を意味するのか、去って行く
   カシン氏達は理解していないだろう。もし仲間達の様に切れ者であれば、その発言の意味を
   察知するのだろうが。哀れなものだ。

    もしこの時にショカツリョウ氏やシバイ氏がいたなら、俺の意図を鋭く察知するだろうな。
   何らかの手を打ってから離れる筈だ。いや、危険な存在ほど手元に置くかも知れない。所詮は
   一般武将風情の小物だわな。


    一応呆然とその彼らの行動を見つめてやる俺達。そう、見つめてやるである。相手の雰囲気
   から、してやったりといった表情が窺える。
ミツキ(哀れわぅね、自ら墓穴を掘るわぅとは。)
リョフ(ふん、阿呆は捨て置け。俺達は俺達の生き様を刻むのみよ。)
仮面の風来坊(ああ、そうだな。それに本当に好都合だわ。こうも上手く事が運ぶとはね。)
   俺達の言葉に遠方の仲間達が不気味なまでに微笑む姿が脳裏に映る。俺が狙った予想が見事に
   的中し、こうも上手く事が運ぶ事に歓喜するしかない。

ソンケン父(コウガイとカントウ、以後の戦いを任せたい。俺は風来坊殿と一緒に動くとするよ。
      ラクヨウで旗揚げとなれば、それこそ集中攻撃を受ける事になる。)
コウガイ(お任せ下され、殿は思う存分暴れて下さい!)
カントウ(お任せを!)
ソンケン父(すまない。サクも一緒に来るか?)
ソンサク(それこそ愚問って奴よ、親父と一緒に暴れるぜ!)
    早速動き出した仲間達。ソンケン父氏はソンサク氏と共に参戦を申し出てくる。コウガイ氏
   とカントウ氏に後の軍団指示を任せてのものだ。これには驚いてしまう。
仮面の風来坊(宿敵のリュウヒョウ氏軍団、コウリョウの方はいいのか?)
ソンケン父(盟友が苦戦しているとあれば、馳せ参じるのが盟友というものでしょう。それに連中は
      その理を理解すらもしない。ならば我らはその理を貫き続けるのみですよ。)
ソンサク(そうですぜ。それに放って置けば勝手に沙汰されるのが関の山っすよ。それよりもそちら
     の方が大いに暴れられそうですぜ!)
仮面の風来坊(・・・ありがとうございます。)
   俺は2人に心から頭を下げた。本来なら宿敵打倒を最優先とするべきなのに、それを置いて
   までこちらを気にしてくれている。それだけ彼らにとって仲間を最優先とする事に回帰したと
   いう事だ。元から熱血漢溢れる面々が集う呉なだけに、仲間の苦戦には真っ先に駆け付けると
   いった雰囲気だろう。本当に感謝に堪えない。

モウカク(本当なら俺様もぶっ飛んで行きたい所なんだが、南の守備を疎かにする訳にはいかねぇ。
     ここは家族に全て任せる、思う存分暴れてやれ!)
シュクユウ(あいよ! あたい達が先鋒を切るから安心しな!)
モウユウ(お任せを!)
ミツキ(今度モウカクちゃんにお酒ご馳走するわぅね!)
モウカク(おおおっ、楽しみにしてるぜぃ!)
    モウカク氏の声色からして、本心はこちらに来たいのだろう。しかし彼の仲間意識たる一念
   では防衛が大切な事も重々承知している。だからこその守備に徹すると言ったのだ。彼の分
   まで暴れねば失礼極まりない。

オウイ(私も共に参ります。今度は風来坊殿が危険に曝される可能性が高い。もう誰であれ、失う
    ものを見るのは嫌です!)
仮面の風来坊(・・・ならば、俺がオウイ嬢を守ろう。貴方から失うものへの不安を全て刈り取る。
       貴方が共に戦ってくれる事への、せめてもの恩返しだ。)
オウイ(・・・ありがとうございます・・・。)
    オウイ嬢が声色からして涙ぐんでいるのが分かる。彼女の史実はどうか分からないが、無双
   では失うものに対して敏感に反応している。向こうでは一族をバチョウ氏に皆殺しに遭い、
   天涯孤独の身になっているのだから。
シューム(・・・この場合は嫉妬よりも応援したいわね。私も前夫を亡くしているから、失うものに
     対しての一念が強い。オウイちゃんのその気持ちは痛いほど分かるわ。)
ナツミYU(私も同じです。マスターがそう仰られるなら、私達も誠心誠意護衛致しましょう。)
   本編の設定上だと、シュームもナツミYUも夫を亡くしている。ただこれは仮想設定であり、
   実際の所は誰も配置していないのが現状だ。それでも失う者の痛みは誰もが痛感しており、
   この場合は応援したくなるわな。

南蛮兵士1(大王、ナンチュウの守備は俺達に任せて下され。)
南蛮兵士2(大王も思っていられるでしょう、現地に赴きたいと。)
    突然南蛮兵士の声が聞こえた。以前臨時の軍議を開いた時、即席のテーブルを施してくれた
   あの2人である。語る内容はモウカク氏自身も、実際には戦いたいという思いを汲んだもの。
   確かにモウカク氏からは軍団の長としての控える一念は感じられる。しかし南蛮最強の戦士
   としての挑戦意欲も強く感じれた。
モウカク(・・・リョフの気持ちはこんな感じなのか。最前線で戦いたいが、軍団を纏める役割も
     必要。よって頭は不用意に動いてはならないというものを。)
リョフ(前に言ったが、縁の下の力持ちを馬鹿にしてはいかんぞ。彼らがあってこそのお前自身だ。
    その彼らが最前線へと薦めてくれるなら迷う事はない。期待に応えねばお前の武勇が廃る。
    最終判断はモウカク自身だが、時には純粋に高みを目指しても良いと思うぞ。)
モウカク(・・・分かった。リョフやお前達の心意気を汲む。俺様も風来坊達と一緒に暴れさせて
     貰うぜ!)
シュクユウ(こっちは全部あたし達に任せな!)
モウユウ(兄貴は思う存分暴れて下され!)
モウカク(おうよっ!)
   モウカク氏の強さは周りがあってこそのものだな。周りに支えられているからこそ、今の力を
   発揮できている。彼も純粋無垢な一面があるだけに、それを汲んでくれているのが家族だ。

    モウカク氏の参戦に南蛮兵士達の大合唱のような叫びが挙がり出す。この同調の声が彼の
   日頃からの実力だろうな。お節介焼きと世話焼きとも言うべきか。


    それぞれの軍団の代表者と言える面々がラクヨウに終結しだす。ディルヴェズ達の空間魔法
   での瞬時による移動だ。移動魔法もあるのだが、現地の彼の双子の妹ディルヴェズLKを媒介
   とすれば即座に移動も可能である。

    本来なら数ヶ月掛けてナンチュウからラクヨウに移動するのだが、本当に魔法という力は
   便利なものだわな・・・。





    数日後。それぞれの代表者が集うラクヨウ。同地域からチョウアンに移動したカシン氏軍団
   は現地が本拠地となり、ラクヨウは支配地域の1つになった。無論太守は俺である。

    本来なら同地域で戦闘を行い、その場所をもぎ取る事で旗揚げとなる。しかしカシン氏は
   俺と共に戦わせる武将すら与えなかった。身内全員で守れという投げ遣りな態度である。

    だがそれが仇となるのは言うまでもない。全てが身内だけとなるなら、旗揚げとなる戦闘を
   起こす必要は全くない。この場合は旗揚げというより独立であろう。

    呆気なくラクヨウで新勢力を起こせた俺達。それに驚愕したカシン氏や周りの君主達だな。


リヴュアス(いいですねぇ〜。隠密からの情報は、どれもラクヨウの独立に殺気立つ内容ばかり。)
ソンケン父(そうでしょうな。南の大軍勢に属する軍団が、まさかラクヨウで独立するとは思いも
      しませんでしょうし。)
コウジュン(旗揚げといきたかったんですが、まあ独立も同じ様なものですからね。)
    旗揚げという超絶的な試合ができると踏んでいた仲間達は落胆していた。カシン氏軍団が
   護衛か監視で待機していればそうなったのであろうが。
ミスターT(結局はここに来た訳か。)
オウイン(周りの方々が頭脳が必要だから是非とも赴くように薦められましてな。)
ビィルガ(現地はシェガーヴァ殿にお任せしています。自分以上に定まった千里眼をお持ちですし。
     それに実働部隊も必要ですからね。)
   最小限の戦力で戦わなければならないため、選りすぐりの精鋭をラクヨウに集わせた形だな。
   軍団としての戦闘力は諸国には劣るだろうが、武将としての力は最強と思っていい。

モウカク(それで、これからどうするんだ?)
ミスターT(不死身の精鋭軍団も配置完了だからの。後は相手の動向を探るとするか。防戦に徹して
      いれば問題はないよ。向こう側で勝手に潰し合うのがオチだ。)
ソンサク(完全な漁夫の利って奴っすな。喰い付いてきた奴だけ潰せば問題なさそうですぜ。)
チョウリョウ(心配めさるな。我らの不滅の団結力の前に、相手は怖じで動きもできなくなるかと。
       今はラクヨウ1地域で孤立的な存在あっても、遠方は我々を支えてくれている仲間が
       いる事をお忘れなさるな。)
ミスターT(フッ、愚問さ。)
    一服しながら現状を把握する。既に西はカシン氏軍団、北はソウソウ氏軍団。そして東は
   チョウカク氏黄巾軍団からの襲撃を受けている。しかしそこは盟友達、軽く撃退しているのが
   何とも言えない。

    仁愛は元より、規律・知略・財産・武勇のスペシャリスト達が揃うこの場。また軍団として
   の力も凄まじいものである。更には防衛に関してもラクヨウは優れていた。

    ただ2方向からの進軍ルートを取られる可能性もあるため、軍団を分散しなければならなく
   なるのは言うまでもない。カイケイならば試合の度に落石で塞き止める必要はあるが、一方
   からしか進軍ができないのだ。これほど防衛に適した地域は存在しない。

ミスターT(配置はこうだ。本陣据え置きはオウイン氏とビィルガ、総大将を担ってくれ。)
オウイン(お任せ下され!)
ビィルガ(承知仕った!)
    頭脳派のオウイン氏とビィルガが総大将として適任だろう。本来総大将は1人だが、この場
   では複数置いても問題はない。敵の撹乱とすれば申し分ない要素である。

ミスターT(拠点防衛は俺達ミスターミスシリーズが担うよ。本当は暴れたいだろうけど、守りが
      疎かになると危険極まりない。)
ミスターS(お任せを! 要望があれば、直ぐさま実働部隊として動きますね。)
ミスターR(ベルトの防衛戦さながらっすな!)
    拠点防衛は俺を含むミスターミスシリーズで担うとしよう。俺的には拠点防衛の方が性分に
   合う。それこそナッツの坐右の銘“全て守り通せば済む事”が当てはまるわな。

ミスターT(敵武将の撃退は・・・言わずとも、か。)
    対武将相手の選抜をしようとしたら、凄まじいまでに詰め寄ってくる面々。三国志の英傑
   しかり、アルエキファイタ内の強者しかり。一応挙げるべきか・・・。
ミスターT(・・・挙げた方がいいか?)
ソンサク(そりゃぁ〜まぁ・・・。)
ミスターT(あいあい。ソンサク氏・チョウリョウ氏・コウジュン氏・リョフ氏・ソンケン父氏・
      モウカク氏・・・。)
チョウセン(わたも暴れさせろわぅ!)
   この場にいる無双武将たる面々を挙げると、突然俺の背中に抱き付いてくる存在があった。
   何事かと背中を見ると、何とチョウセン嬢がしがみ付いているじゃないか。しかもミツキ縁の
   言葉を発しながら、自分も参戦させろと豪語しだしたのだ・・・。
ミスターT(・・・オウイン氏、大丈夫かね・・・。)
オウイン(ハハッ、何ともまあ。チョウセンは一度決めたら絶対に引きません。お荷物にならない
     ように面倒を見てやって下さい。)
チョウセン(まっかせろーわぅ!)
   背中にしがみ付きながら、肩車の位置まで這い上がってくるチョウセン嬢。この姿は本当に
   ミツキそのものと言える。初対面時はあれだけ内気で可憐だったのに、僅か半年でこうまで
   変革するものなのか・・・。

ミツキ(何というか・・・自分でも呆れてしまいます。)
ナツミA(貴方が発端でしょうに・・・。)
シルフィア(それだけミツキさんの生き様が響いた証拠ね。)
    俺の肩で肩車状態にて一気盛んに燃え上がるチョウセン嬢。流石のミツキをも呆れさせる
   この言動は、相当のインパクトがあるようだ。ただ根底に据わる一念は、俺達が知る彼女とは
   雲泥の差だろう。これだけは間違いない。この言動は上辺だけのもののようだ。
オウイ(・・・皆様方といると、心が落ち着いてなりません。この何とも言えない暖かさ、これこそ
    家族愛というものなのでしょうか。)
モウカク(オウイは母ちゃんと違って孤独を恐れているようだからなぁ。風来坊達の生き様はその
     真逆、それこそ母ちゃんと同じ包み込むような暖かさだからな。)
シュクユウ(へぇ〜、アンタがあたしを褒めるとは珍しいねぇ。)
モウカク(リョフがチョウセンに気配りする部分を、もし母ちゃんが同じ状態だったらどうなのかと
     考えてなぁ。俺にはリョフみたいに気配りができるか心配だわ。)
   ミスターKとミスターAK作成の軽食を取りながら語るモウカク氏。シュクユウ嬢すら感嘆と
   するその心情は、普段の彼では思わないものなのだろう。モウカク氏もリョフ氏と同じく武勇
   一辺倒の猛者に近いからな。
リョフ(そこは問題あるまい。根底には家族愛が据わるなら、その派生で必ず目の前の苦悩する人物
    を支えるのは間違いない。俺と同じに曲がった事が大嫌いの様子だ。愚直に突っ走る方が
    性分に合う。)
モウカク(そんなもんなのかねぇ・・・。)
リョフ(そもそもだ、オウイに対しての一念自体が正にそれだろうに。昔の俺なら気にもしない概念
    だが、今は他者への思いが痛烈に分かる。これもミツキや風来坊達の賜物だろう。)
ミツキ(いえ、本来備わる力が開花したという事ですよ。リョフさんやモウカクさんは根底に据わる
    敬い・労い・慈しみの精神がある。それを引き出したに過ぎません。ただオウイさんの場合
    は現在進行形に近いので、私達で守り抜かねばなりませんが。)
リョフ(だな。俺にできる事は微力ではあるが、できる限り力になろう。強いては全ての女性への
    労わりの一念に回帰するだろうからな。)
モウカク(同じく。前までは当たり前だった母ちゃんとのやり取りが、ここまで大切なのだと教えて
     くれたのが風来坊達だ。今度はそれをオウイに伝えられれば幸いだわな。)
オウイ(・・・本当にありがとうございます。)
   う〜む、本当に激変したわ・・・。リョフ氏もモウカク氏も根底に他者を敬い・労い・慈しむ
   精神が燦然と輝いている。本来のモウカク氏なら在り得るものだが、リョフ氏に関しては微妙
   な所だろうか。チョウセン嬢への一念は痛感できるが、それ以外の他者に同じ様に思うかと
   言えば違うだろう。やはりミツキの存在が彼らを激変させている。本当に凄い女傑だわ。

ソンサク(俺にも大切な女性がいるから良く分かるわ。シュウユも全く同じだからな。)
ミツキ(ダイキョウちゃんにショウキョウちゃんわぅね。二嬌と謳われる絶世の美女姉妹わぅよ。)
ソンサク(あらら、知ってたのかぁ・・・。)
    確かこの時代だとダイキョウ嬢とショウキョウ嬢との出会いは至っていないと思われる。
   ソンサク氏とシュウユ氏が姉妹と縁を結ぶのは後の話だと思った。まあソンサク氏の話から
   すれば、既に姉妹と出会っている事になるが。
ソンケン父(ハハッ、サクには勿体ない存在だよ。)
ソンサク(そりゃあねぇよ〜親父・・・。)
ミツキ(まだまだ甘いわぅね。)
   息子の恋愛事情にヤジを飛ばすソンケン父氏。それに嘆くソンサク氏、そしてまだまだ甘いと
   一蹴するミツキだった。年代的にソンサク氏のパートナーを知っているかは定かではない。
   ソンケン父氏は正史では191年に射殺されている。その後に巡り逢ったとなれば、息子の
   パートナーを知らずに逝去した事になるだろう。
ミスターMI(こちら陣営に参戦されている猛者の方で長く戦われているのは、チョウリョウさん・
       モウカクさん・シュクユウさん・オウイさんぐらいでしょうか。本来の流れなら、
       赤壁の戦い前ではカユウさん・オウインさん・ソンケン父さん・リョフさん・
       コウジュンさん・ソンサクさんが亡くなられますね。チョウセンさんも行方不明に
       なりますし。)
コウジュン(改めて伺うと怖い結末ですな・・・。)
ソンサク(戦死や処断や暗殺、本当に怖いものだよ・・・。)
ミスターT(それは俺達が知っている三国志の世界での話よ。この場限りでは絶対にその結末には
      至らせない。俺の用いる全ての力を使ってでも覆してやるわ。)
ミツキ(黒いカードも駆使するわぅか?!)
ゼラエル(うへぇ・・・それは勘弁して欲しいものですが・・・。)
   ミツキが述べた黒いカードの話に、盟友達やミスターミスシリーズ以外の面々は凄まじいまで
   に恐怖しだす。そう、この黒いカードは彼ら全ての命そのもの。それが失われる時、即ち消滅
   そのものと言っていい。

リョフ(何かとんでもない力のようだが・・・。)
ビィルガ(力も力、大力ですよ。そもそも私達はマスターから生み出された存在。その黒いカードは
     私達の命が宿っていると言っても過言ではありません。)
    ビィルガ達の戦々恐々の雰囲気に三国志の人物達は驚愕している。身内の強さは百も承知
   故に、その彼らが恐怖に慄いている事から相当なものなのだと確信したようだ。確かにこの
   黒いカードの力は俺達の全ての概念だ。そこから誕生した身内からすれば、とても恐れ多くて
   触れる事以前に見る事も怖いものだろう。
ミツキ(粛清はぁ〜、黒いカードを〜火炙り〜わぅ〜♪)
ビィルガ(わ・・・我々が消滅してしまいますがな・・・。)
ミスターT(ハハハッ、ミツキならやりかねないわな。)
   アッケラカンとしたミツキの言葉に恐怖に慄くアルエキファイタ所属の面々。確かに彼女なら
   やりかねない行動である。まあそれは上辺だけのものだとは分かるが。
ミスターT(ただ逆説的に、俺は彼ら全員の命を預かっている。生かすも殺すも俺自身だろうけど、
      それ以前に我が息子や娘達を厳守する使命があるからな。重役には変わりないよ。)
ナッツ(それこそ纏めて守り通せば問題ないですよ、俺達もいますからね。マスターを守り通せば、
    強いては皆さんを守り通す事に繋がる。それにその黒いカードがあれば、皆さんは言わば
    不死身そのものですからね。)
ソンケン父(怖ろしい力ですな・・・。ですが同じ父親として、子供を守り通す部分は痛感します。
      並大抵の一念では担えるものではない。特に風来坊殿は規模が異なりますし。)
オウイン(ですな。チョウセン1人を守り通すだけでも大変だというのに、風来坊殿はその数百倍に
     至っていますからね。)
ミツキ(んにゃ、淵源は5250人わぅよ。)
モウカク(な・・何だって?!)
   三国志の面々もやはり驚いた。我がアルエキファイタの総数は5250人に至る。そこから
   抜粋した200人がこの場に集う代表そのものだ。残りの5050人は登場できる日を今か
   今かと心待ちにしているのが現状である。

リョフ(・・・お前はどこまで超絶的なのだ・・・。)
ミツキ(覆面のプレイボーイわぅからね♪)
シルフィア(アッハッハッ! 違いないわね!)
    三国志の面々を代表し、リョフ氏が感嘆の声を挙げる。それにミツキがボケる回答をした。
   直後、滅多な事では笑わないシルフィアが大笑いしだしたのである。釣られて周りの面々も
   小さく笑っていた。
ナツミA(この場限りでは何だってできる、マスターのお力があれば不可能など一切ありません。
     ただその根底は避ける事ができなかった苦節がありますが。)
シルフィア(大丈夫よ、貴方達の志はT君達が受け継いでいる。特にミツキさん十八番のお節介焼き
      と世話焼きから派生した縁は、今のミスターミスシリーズの根幹になってるじゃない。
      T君を含めた18人の猛者がその証拠だからね。)
ミツキ(持ちつ持たれつ、わぅよ。)
   シルフィアが称えるミスターミスシリーズ。俺を含めた18人の強者どもは、ミツキを淵源と
   する生き様に惹かれ集い合った紛れもない盟友中の盟友だ。だからこそ苦楽を共にし、困った
   人物がいれば最大限支え抜く。それは昔も今もこれからも一切変わりない。
モウカク(・・・俺様達の家族愛を超えるものか。とてもじゃないが勝てるものじゃないわな。)
ナツミA(深浅や勝敗は全く関係ありませんよ。それらをも超越したもの、それがこの概念です。
     モウカクさん方にも家族愛があるように、私達にも家族愛がある。その度合いはそれぞれ
     異なりますからね。むしろ同じ生き様なら、共感や同調はしたいものです。)
ミスターT(俺は深く同調する。でなければこの生き様は貫き通せない。誰が何と言おうが、俺は
      俺の生き様を貫き通していくわ。一生涯掛けてな。)
   一服しながら胸の内を語った。毎度ながら最後は必ずここに回帰する。そしてそこから再度
   歩みを開始しだすのだ。損得の問題じゃない、俺が決めたから動く。それだけの事である。

リョフ(・・・お前達とならば、この上ない勝利が待っているわ。それが何なのかはまだ分からん。
    だが今までの漠然とした生き様よりは、遥かに素晴らしい事なのは痛感できる。)
モウカク(そうだな、俺様も同じ思いだわ。風来坊達となら、どんな苦難だろうが乗り越えられる。
     栄光の勝利・・・いや、栄光の輝きか。勝敗は二の次、先に進む事にこそ意味がある。
     頭の悪い俺様でも痛感できるぜ。)
ミツキ(人それぞれ生き様は異なりますからね。リョフさんやモウカクさん、他の方々の行く末が
    どんなものなのかは分かりません。しかし私達が知っている結末には絶対に至らせない。
    それはTさんと同じく貫きますよ。)
    俺の肩から降りてミツキの元に向かったチョウセン嬢。その彼女を抱き上げる彼女。例の
   重力制御により同じぐらいの体格のチョウセン嬢を持ち上げるミツキの姿に、周りの面々は
   驚いている。だがその姿は母娘の様な慈愛に満ちたもの。それを見て自然と涙が溢れ出す。
ミスターT(・・・切っ掛けはミツキ達に至る。その貴方達を守るのが俺達だ。ナッツの言葉通り、
      全てを守り通してこそだわな。)
ウエスト(ああ、その通りだわ。この幸せの一時は渾身の一撃を以て守り抜いてやる。)
ナツミA(それさ、言葉合わないんじゃない?)
ウエスト(うぇ・・・そこまでツッコミ入れますか・・・。)
ミスターR(ハハッ、ウエストさんの見せ場台無しっすね。)
ミツキ(まだまだ甘いわぅね。)
   ウエストの決め手の台詞を一蹴するナツミA、それに落胆する彼だった。追撃でミスターRと
   ミツキが茶化しをを入れる。見事な連携だろう。しかしウエストが言わんとする事は痛烈に
   伝わったようだ。だからこその、この場なのだからな。

コウジュン(不思議ですね。この場にいると、まるでお袋に守られているように感じますな。)
献帝(左様で。それに役割方を除いた普通の人としている方が、どれほど楽なのかを痛感します。)
    目立つ事この上ない献帝氏の衣装。今は普通の衣服、これはオウイン氏が仕立ててくれた
   ものを着用している。彼と同じく、今の献帝氏はどこにでもいる知略武将そのものである。
   コウジュン氏は常に獲物の砕棒の手入れを欠かさない。命を預ける武器なのだから、彼のその
   手入れの行き届きは見習うべきだろう。
献帝(しかし何れは帝として立たねばならない時が来る。その時までは心身共に精進しませんと。)
チョウリョウ(気にする事はないと思われますぞ。献帝殿も自分自身を示していけば問題はないと
       存じまする。)
ミスターMI(常に己を示していく、簡単なようでも難しい。しかし実は簡単であると、意外な程に
       表裏一体ですからね。Tさんが正に具現化されていますよ。)
ミスターT(そんな大層なものじゃないですよ。ただ己の生き様は、一度定めたら徹底的に貫き通し
      たいものですからね。いや、一生涯貫く決意ですが。)
ソンサク(強いわなぁ〜・・・、俺だったら右往左往しそうだわ。)
ミスターMI(そうでもありませんよ。史実ではソンケン父さん亡き後、孫呉の基盤を確立された
       のはソンサクさんですからね。ただ不慮の事故で早死にし、ソンケン弟さんが受け
       継いでいきますが。)
   本来の孫呉の流れは、ソンケン父氏とソンサク氏の死去が礎となってもいる。ソンケン弟氏が
   孫呉を国号・呉へと覚醒させるのだから。ただこの場では両氏の死去は回避している事から、
   異なる展開に至るのは言うまでもない。
ソンケン父(不思議なものですな。本来なら俺とサクは死亡しているという。後の流れになるなら、
      リョフやコウジュンやカユウも同じ流れになっているらしいと。)
ミスターR(この中で一番の早死にはカユウさんですな。その後にソンケン父さんに、リョフさんと
      コウジュンさんが続く形に。ソンサクさんはその後ですぜ。)
ソンサク(何か複雑な感じっすわ。)
ミスターT(だがこの場限りでは、その結末には絶対に至らせない。幸いにもこちらには超絶的な
      力が有り余っているのでね。クソクラエな結末なんざ蹴散らしてやるわ。)
ミツキ(うっしっし、英傑は我が手中に有りわぅね!)
   本来なら史実と同じ流れに至るのだろう。しかしこちらには魔法の力・超能力の力といった
   人知を超えた凄まじいものがある。これらを駆使してでも、その結末なんかには至らせない。
   彼らの命を守るのが俺の使命だと確信している。

リョフ(俺達を生かすも殺すもお前達次第という事か。しかしその心情は限りなく生かす方に至って
    いるのは痛感している。それに生き様すらプラス側に変革してくれた。これ程までの大恩、
    どう返せばいいのかと怖くなってくるわな。)
ミツキ(その答えは既に知ってるわぅよね?)
リョフ(フッ、愚問だ。貂蝉を守り通す事を貫けとな。)
ソンケン父(俺達の場合は孫呉の生き様を通して、一同と共に乱世を勝ち抜く姿勢を貫くだったな。
      同じ属性たるモウカク方との連携が正にそれだろう。)
モウカク(難しい事なんか抜きにしようぜ、俺達はみんな家族だろうによ。)
ミスターT(ハハッ、本当にそう思うわ。)
    リョフ氏とソンケン父氏が難しい決意を述べるも、それらを一蹴するモウカク氏の端的な
   纏め台詞。それに俺は賛同した。既に大家族なのだから他の考えはいらない、それが正に答え
   であろう。
カユウ(トウタク殿に武将として仕官していた時は、そういった概念は考えもしませんでしたな。
    しかしこの場では武将というより、何でしたか・・・レスラーでしたかね。そちらの方が
    モウカク殿が仰った家族という概念が当てはまりますな。)
ミスターAK(プロレスはエンターテイメントですからね。演出の抗争以外では、お互いに家族の
       様に接していますから。それこそがレスラー魂ですよ。)
ミスターK(この三国志の時代では絶対に在り得ない概念ですよね。だからこそ燦然と輝きを放って
      いるのだと思いますし。)
ミスターT(人や動物を殺さず、生かして勝つ活人技。それが実現できるのがプロレスの世界観。
      俺達は武将よりもレスラーとしての位置付けの方が真価を発揮し易いからね。本場職の
      ダンナ方には敵わないが、レスラーとしてなら負けはしない。)
ウエスト(エキプロの流れをそのまま継いでいるなら、俺達の格闘技のレベルは無双だからねぇ。
     武器での応戦は英傑方には敵わないが、プロレスなら十分やれるわな。)
   三国志の武将としての位置付け、これには俺達はどう足掻いても勝てる訳がない。伝説的な
   存在たる故に、その崇高な位置付けに触れる事すら恐れ多い。しかしレスラーとしての枠組に
   至るのなら、俺達の方が遥かに強いわな。そもそも出でた先がエキプロなのだから。
ミツキ(7エンパでもあるわぅが、無双覚醒よろしく禁断覚醒もあるわぅよ。)
ビィルガ(あ・・あれですか・・・。マスターがそれに至った場合、もはや誰も勝てなくなるという
     展開になりますわな・・・。)
ミスターR(先刻のミツキ嬢が至った本気状態以上のものですからね。)
リョフ(そんな凄まじい力もあるのか。)
ウエスト(完全反則技ですがね。)
   エキプロ5での禁断覚醒の真実は、キャラクターを極限にまで改造した完全反則技である。
   ただ創生者としての究極の力を示すには、これほど打って付けなものはない。ネタとしての
   バリエーションが増えるなら、どんな力も使っていく方がいい。

ミスターT(まあそこは向こうの世界の話だからの。ここではミツキ達の方が強いからね。)
ミツキ(んにゃ、分からんわぅよ?)
ナツミA(私達の強さの概念は、ゲームの操作技術や意欲に比例しますからね。実働部隊最強とする
     なら、ミスターSさんやミスターMIさんが筆頭です。特にミスターSさんは現実世界
     ではレーサーの役職に着かれています。直感と洞察力は間違いなく私達の中で最強である
     と確信できますよ。)
    何時の間にか創生されているアップルパイを食べながら語るナツミA。これは流浪人の世界
   でミツキが披露した十八番のものだ。それに興味津々の三国志の英傑達。初めて食す未知の
   食べ物に驚愕している。
ウエスト(ミスターS君のリアルの実力は確信してるけど、ゲーマーとしての力はナツミAさんには
     絶対敵わないと思うが・・・。)
ミスターT(アレか、不動産業の社長令嬢にして生粋のゲーマーという。)
ミスターR(それ・・・間違いなく萌えの何ものでもないじゃないっすか。)
ナッツ(意欲が半端じゃないですからね。)
   ナツミAの素性を知ったのは後の話だったが、その社長令嬢でゲーマーという流れに驚愕する
   しかなかった。それを述べると、不気味なほどにニヤつきながら微笑んでいる彼女。
シルフィア(へぇ〜、そうだったのねぇ。でも私のように叩き上げで培った技術みたいね。)
ナツミA(それはそうですよ、最初からできるものじゃありませんから。それに今の私達はマスター
     が具現化された姿。実際の私の言葉ではありませんから。でも大凡とするなら、社長令嬢
     の力を借りずに掴み取った力なのは間違いありません。)
ミスターT(伺う所、ナツミAはその力を好ましく思ってなかったみたいだからねぇ。恩師と同じ様
      に実力で掴み取った力だと痛感するわ。)
ウエスト(そりゃあもうね・・・。)
   戦々恐々といった感じのウエストとナッツ。この2人はナツミAとの不二の盟友故に、その
   半端じゃない度合いは痛感しているみたいだ。もっともウエスト本人から聞いた事だから、
   尚更ではあるのだが。

リョフ(ミツキが敵わないと雰囲気で語る理由が正にこれか。底知れぬ力は無言でも語り掛ける。
    その力が強ければ強いほど尚更だ。)
チョウリョウ(ですな。しかしただ漠然と強さを示してしまうと、テイゲン殿の様な覇道に至って
       しまうのでしょう。ここはミツキ嬢が根幹とする、敬い・労い・慈しみの精神が合致
       してこそ真価を発揮するのですから。)
リョフ(正しくその通りだな。)
    アップルパイの魅力に取り付かれた三国志の英傑達。しかし語る内容はどれも適確に物事を
   見定めている。根底から据わる武人達なだけに、後はメンタル面の上乗せがあれば最強なのは
   言うまでもない。
モウカク(家族っていいもんだなぁ〜。無意識に労い続けられる。ミツキが正にそれだわ。)
シュクユウ(そりゃそうさね。アンタも凄まじい一念があるのは痛感してるけど、ミツキちゃんの
      場合はそれを遥かに超えているからね。たださっきナツミAちゃんが言っていた通り、
      深浅・勝敗という無粋な概念には至らない。純粋無垢に貫くからこそ、その偉大さが
      如実に現れてると思うよ。)
オウイ(本当にそうですよね。無欲故に無尽蔵にその力が湧き上がってくる。そこが私利私欲なら
    堕落するのは言うまでもありません。皆様方の力の源は正しくここでしょうから。)
ミツキ(理や一念が据わればOKわぅ。後は簡単わぅよ、勝ち進めばいいだけわぅ。)
ミスターMI(ただし、“勝って兜の緒を締めよ”です。イエヤスの名言中の名言ですから。)
ミスターTA(油断は禁物ってものですな。)
   最後の一歩で敗れてしまえば元もこうもない。最後の一歩だからこそ厳然と突き進まねばな。
   これは昔も今もこれからも、非常に大切な理である。


リヴュアス(マスター、隠密部隊から連絡が。)
ミスターT(敵側が動き出した、か?)
リヴュアス(シンヨウとギョウより特使が出立したそうです。)
オウイン(うーむ・・・それが何処に向かうかが非常に気になりますな。)
    会話が切れそうだった瞬間を狙ってか、リヴュアスが語り掛けてくる。隠密部隊からの情報
   のようだが、それがシンヨウとギョウから特使が出たという。シンヨウはソウソウ氏、ギョウ
   はエンショウ無双氏の勢力だ。オウイン氏が言う様に、それが何処に向かうかが気になる。
リヴュアス(それと不穏な動きも察知できています。セイト・コウリョウ・ナンカイ・カイケイ・
      ケンギョウで何やら動きがあるようで。)
ソンケン父(同盟地域からですか・・・。)
モウカク(セイトはリュウエン連中なのは分かるが、ナンカイ・カイケイ・ケンギョウは非常に気に
     なるわな。)
リョフ(・・・師子身中の虫にならねばいいが。)
   恒例の大陸地図に将棋の駒を配置する面々。今の現状を構築していった。ただリョフ氏が言う
   師子身中の虫が怖い要素だろう。特にナンカイは牢獄に入れられているが、オウロウ氏がまだ
   健在だ。どんな動きをするか不明ではある。

ミスターT(・・・一応、最悪時のプランは考えてある。もしその不測の事態が来てしまったら、
      事態の対処は任せてくれ。)
ソンケン父(了解致した。今の所、俺達はラクヨウの守備に徹した方が良さそうだな。)
ソンサク(迫ってくる連中を叩き潰せば問題ないぜ。)
リョフ(ハハッ、ここはソンサクのプランに乗ろう。幸いにもラクヨウは地形からして防衛に適して
    いる。カイケイほどの利便さはないが、まあ何とかなるだろう。)
    6エンパと同じ流れならば、ラクヨウの防衛戦は知略を駆使すれば一方的な防衛に徹する
   事が可能になる。言わば落石による進軍ルートの断絶だ。ただ向こう側が徹底的に攻め続ける
   のなら、いささか不利になるだろうが。
コウジュン(不謹慎ながら、その防衛戦が大規模なものになるを期待してますぜ。旗揚げができな
      かった以上、そこで鬱憤を晴らしたいものですわ。)
ミスターT(それは同意見だよ。最悪は周りを敵に回しての旗揚げと取っていたからね。カシン氏が
      ラクヨウから離脱したから簡単に独立できたが。)
リョフ(コウジュンが示す通り、次の戦いはデカいものになるだろう。その流れがシンヨウとギョウ
    の特使となるだろうしな。)
ミスターS(力がない連中は徒党を組まなければ勝てないですからね。そして悪口罵詈・毀誉褒貶、
      これは悪党が行う常套手段ですから。)
   俺達と同じ獲物の方天戟を担ぎ、一服しながらボヤくミスターS。悪党の最終的な手法は、
   悪口罵詈・毀誉褒貶による精神面からの揺さ振りである。これは何時の時代でも変わらない
   ものだわな。

シルフィア(そこは私達に任せなさいな。この手の戦いはT君時に痛感してるからね。)
ミスターT(そりゃぁ〜まぁ・・・。)
ウエスト(情報操作ですな、朝飯前ですよ。)
サイバー(俺達の真骨頂は裏方ですからね。)
    不気味なほどに微笑む彼ら。ウエストとサイバーの情報操作の実力は凄まじいものがある。
   また実際に修羅場を潜った仲としては、シルフィアの先見性ある一手は特効薬そのものだ。
   この時代にはコンピューターはないが、密書による妨害工作などは朝飯前そのものだろう。
ミスターTI(これが現実世界だったら通用するんですがね。)
メルデュラ(大丈夫ですよ。密書になりますが、相手に有利な嘘話を提供するのが情報操作ですし。
      私達の時代ではコンピューターですが、応用を利かせれば問題はありません。)
ミツキ(ここは頭脳陣に任せるわぅね。)
   茶菓子を頬張りながら、チョウセン嬢と綾取りをしているミツキ。先程の言動から、まるで
   母娘の様な姿を醸し出している。チョウセン嬢もリョフ氏と同じく、ミツキによって生き様を
   大きく変革させられた存在だろうな。大人になっても同じ言動は参るが・・・。
ミスターS(実働部隊はお任せを。実際に暴れるしか能はありませんが。)
ミスターMI(大丈夫だよ。その実働部隊も先手を読んでのものなのは痛感している。S君が根幹と
       している直感と洞察力に従えば、俺達は必勝間違いなしだからね。)
ミスターS(またまたご謙遜を。)
ミスターTA(むしろ暴れて済むなら申し分なしですぜ。その方が楽ですからね。)
ミツキ(結局はそこに行き着くわぅよ。)
   頭を使う事は苦手だと言動で語るミスターミスシリーズ。俺はオウイン氏の様に戦略を練る
   方が楽ではあるが、どちらかと言えば実働部隊派である。ただ周りの状況からして、頭として
   動かなければならないのが実状だが・・・。

献帝(風来坊殿。私はオウイン殿と同じ様に振舞ってればよろしいので?)
ミスターT(ですね。今の所はそうしていて下さい。他の軍勢は献帝氏の動向を血眼になって探索
      しているはず。それだけ貴方の威光の強さは半端じゃありませんから。)
献帝(了解致した。)
モウカク(細かい事は抜きだぜ、家族の様に接してれば問題ないわ。)
    献帝氏の背中をバシバシ叩くモウカク氏。当然力の加減は入れている。しかしそこに込め
   られた一念を察知し笑顔で頷く献帝氏だった。恐れ多い事をするものだと思うが、モウカク氏
   の言動は完全ニュートラルだからねぇ。フランクを地で行くものだろう。










ミスターT・ミスターR・ミスターS・ミスターRY・ミスターA・ミスターH・
ミスターK・ミスターTA・ミスE・ミスターAK・ミスターMI・ミスターTI・
ミスY・ミスターHI・ミスターHK・ミスターKA・ミスターY・ミスターSI・ミスT・19

ミツキ・ナツミA・ウエスト・サイバー・ナッツ・エンルイ・シルフィア・7

リョフ・チョウセン・チョウリョウ・コウジュン・ソンケン父・ソンサク・モウカク・シュクユウ・
オウイ・カユウ・チョウメイ・オウイン・トウガイ・テイホウ・14

仮面の風来坊



   ↓仕官
貴殿こそ我が主と信じ、参じた次第! 我が忠心、これからとくとご覧あれ!(君主一般武将)
我が武、これからいかようにも、お使いくださいませ!(重装一般武将)
旗下に加えていただき、感謝いたします! このご恩、戦でお返ししますぞ!(軽装一般武将)
仕官のお許し、ありがとうございます。力の限り、奉公いたしましょう。(巨漢&南蛮一般武将)
お召し抱えいただき、光栄です。知略の限りを尽くしてお仕えいたします。(知略一般武将)
登用いただき、恐悦至極に存じます。誠心誠意、尽くしましょうぞ!(武闘一般武将)
おお! その威容、その鋭い眼差し・・・。希代の名君という噂は真であったか!
↑俺の力、存分に使っていただきたい!(熱血・男性)
俺を雇ってくれたのはあんたですか。ま、損はさせませんよ。(楽天家・男性)
世話になるぞ。誓って損はさせぬつもりだ。(老練・男性)
お召し抱え、光栄に存ずる。我が武、存分にお使いあれ。(重鎮・男性)
お召しいただき、嬉しゅう存じます。微力なれど、必ずお役に立ちましょう。(古風・女性)
お初にお目にかかります。これから誠心誠意、仕えさせていただきます。(勇敢・女性)
こんにちは! 頑張るから、仲良くしてね!(無邪気・女性)
ご登用いただき、感謝いたします。よしなにお導きください。(可憐・女性)
え、えっと、は、はじめまして! 私、精一杯、頑張りますから!(活発・女性)
私を拾ってくださって、感謝しますわ。このご恩、必ずお返しします。(妖艶・女性)
この度は家臣の列に加えていただき、心より感謝しております。(冷静・女性)
貂蝉と申します。至らぬところもございますが、精一杯お尽くしいたします。(チョウセン)
諸葛孔明と申します。今より天下の大計、披露いたしましょう。(ショカツリョウ)
俺は夏侯妙才ってもんです! 以後、お見知りおきを!(カコウエン)
司馬仲達と申します。我が智謀、いかようにもお使いください。(シバイ)
曹子孝、仰せによりまかりこしました。如何なる難敵が現れようと、自分がこの国の盾と
↑なりましょう。(ソウジン)
仕官の儀、お許しいただき恐悦に存ずる。我が武、存分にお役立てくだされ。(チョウリョウ)
拙者は徐公明。武の頂を求めて、貴軍に馳せ参じた次第。(ジョコウ)
私は孫家の次男・孫仲謀。天下に名高き貴軍に加えていただき、光栄の極み!(ソンケン弟)
この周公瑾・・・、今より殿の兵刃となり、敵を滅しましょう。(シュウユ仕官)
我・・・魏延・・・。敵・・・倒す・・・。(ギエン仕官)
鈴の甘寧、これにあり! 殿に後悔させねえよう、頑張ります!(カンネイ仕官)
わしは黄漢升! 戦の経験ならば、誰にも引けは取りませぬぞ!(コウチュウ仕官)
陸伯言、お許しを受け参上しました。微力ですが、お役に立てるよう尽くします。(リクソン仕官)
----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- --------
   ↓裏切り
我が大願、ここでは成就せん。故に寝返らせて頂く。(君主一般武将)
儂は不忠の道を進む。何とでも罵るがいい。(重装一般武将)
よし、今の俺に迷いはない! これより敵方につく!(軽装一般武将)
この辺りでいいだろう。今からあっちに寝返るぜ!(巨漢&南蛮一般武将)
私は大慶を成就せねばならぬ身。これ以上、留まっておく事はできぬ。(知略一般武将)
もはや一刻の猶予もならん・・・。我が軍はここで寝返るぞ!(武闘一般武将)
裏切り者と罵らせようと・・・、俺は正しいと思った道を往く!(熱血・男性)
束縛されるのは嫌いだしね。これからは好きにやらせて貰うぜ。(楽天家・男性)
ふ、そろそろ潮時のようだ。悪いが抜けさせてもらうぞ。(老練・男性)
己が義を偽ることはできぬ・・・。これにてご免!(重鎮・男性)
皆さん、ごめんなさい。私には、この道しか・・・。(可憐・女性)
決めました。私は寝返る事にします!(古風・女性)
つく、つかないは浮世の習い。あたいも巻き込まれちまったってことさ。(勇敢・女性)
裏切るわ・・・仕方がないから。(妖艶・女性)
と、言うわけで。ごめんね、あっちに味方する。(無邪気・女性)
戦略なき軍に先はないか・・・。今より反旗を翻す!(冷静・女性)
貴様とはこれまでだな。俺は俺の好きにさせてもらう。(リョフ)
私はもう・・・ここでは舞えないのです。(チョウセン)
武の頂は向こうにある。ならば、ここにいる理由もござらぬ!(ジョコウ)
ここは儂の死に場所ではないわぃ! 武運尽きる前に、鞍替えするとしようか!(コウガイ)
ここらで寝返るとしますか。沈みゆく船にいつまでも乗ってられっかっての。(リョウトウ)
我・・・ここ・・・去る。(ギエン)
すまぬ。ここには俺の信義はなかった。(タイシジ)
今まで我慢していたが、限界だ! 拙者の不義、許してくれ!(カンペイ)
そろそろ別の所にいこっかな・・・。まったねー。(ショウキョウ)
----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- --------
   ↓捕縛台詞・味方
お前は強かった。さあ、顔を上げてくれ。好敵手よ。(熱血・男性・相手捕縛)
ま、俺と戦ったのが、あんたの不運ってやつさ。(楽天家・男性)
それ、召し取りなさい!(古風・女性)
敵将、貰ったよ!(勇敢・女性)
敵将、捕まえちゃったもんね!(無邪気・女性)
貴方、どうして欲しい?(妖艶・女性)
ふん、口ほどにもない。縛りあげておけ。(リョフ・敵将捕縛)
敵将を捕らえました。丁重にもてなすように。(チョウセン・相手捕縛)
----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- --------
   ↓捕縛台詞・敵
この私を捕らえたのだ。もっと誇るがいい・・・。(君主一般武将)
暫し・・・休息させてもらおう。(重装一般武将)
くっ・・・俺の心までは捕らえられぬぞ!(軽装一般武将)
こうなったら仕方がねえな・・・。(巨漢&南蛮一般武将)
ふん、私はあえて捕らわれたのだ。負けた訳ではないぞ!(知略一般武将)
我が智謀を凌ぐとは・・・完敗だ。(武闘一般武将)
たとえこのまま斬られようとも、俺の志は永久に残る!(熱血・男性)
俺を捕まえても何もでないぜ・・・。(楽天家・男性)
ふっ、この儂を捕らえるとは。大手柄だな。(老練・男性)
我の武運も尽きた。無念だが、もはや抗うまい。(重鎮・男性)
この身を嘆くつもりはありません。ただ宿命を受け入れるだけ。(可憐・女性)
無礼者! 狼藉は許しません!(古風・女性)
こんなはずじゃなかったのになぁ・・・。トホホ・・・。(無邪気・女性)
覚悟はできてるよ。煮るなり焼くなり好きにしな。(勇敢・女性)
あーあ、また失敗しちゃった・・・。いい加減、嫌になっちゃうな・・・。(活発・女性)
貴方達の戦い振り、見事だった。敵である私も感心するほどにね。(冷静・女性)
捕らわれるなんて・・・惨めね。(妖艶・女性)
ええぃ、何をする! 縄を解け!(リョフ・捕縛)
この身・・・どうなさるおつもりですか?(チョウセン・捕縛)
・・・そのような目で、私を見ないで。(シンキ・捕縛)
やれやれ・・・無理がたたったようだね・・・。(ホウトウ・捕縛)
ちきしょう、何てザマだ。これじゃあ仲間に合わせる顔がねぇ。(モウカク・捕縛)
悪夢だな・・・こりゃ。(カコウエン・捕縛)
老いぼれを捕らえても、ろくな功にならんぞ。(コウガイ・捕縛)
情っさけねぇ、鈴の甘寧の名が泣くぜ・・・。(カンネイ・捕縛)
この失態・・・未熟では済まされぬ。(カンペイ・捕縛)
敗者に情けは無用、いかようにもなされよ。(ジョコウ・捕縛)
くっ、この様な所で我が覇道は潰えるというのか・・・。(ソウソウ・捕縛)
あーあ・・・捕まっちゃった・・・。(ソンショウコウ・捕縛)
迂闊でした・・・。このような結果になるとは・・・。(リクソン・捕縛)
触れるな、ムシケラども。ただで済むと思うなよ!(トウタク・捕縛)
ああ・・・何という悲劇・・・。(チョウコウ・捕縛)
無礼者め! 私を誰だと思っている!(エンショウ・捕縛)
拙者とした事が・・・不覚・・・。(カンウ・捕縛)
これほどきつく縛るとは、それほど私が怖いのですか?(ショカツリョウ・捕縛)
私とて孫家の次男。ジタバタするつもりはない。(ソンケン弟・捕縛)
あれれ、オイラ捕まっちまっただか?(キョチョ・捕縛)
我が槍が敗れるか・・・無念。(チョウウン・捕縛)
最善を尽くしたつもりでしたが、至らなかったのでしょう。(ゲツエイ・捕縛)
生き恥を曝す事になろうとは・・・。(ソウジン・捕縛)
・・・覚悟はできている・・・。(シュウタイ・捕縛)
何という屈辱・・・。まさかこのような事になろうとは・・・。(シュウユ・捕縛)
----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- --------
   ↓裏切り台詞・敵驚愕
おのれ・・・、我が恩を忘れたか!(君主一般武将)
馬鹿な! 何故だ?(軽装一般武将)
何っ、裏切るのか? うーむ・・・軍に動揺が広がらなければよいが・・・。(重装一般武将)
俺らを裏切ったってのか・・・。信じられねぇ・・・。(巨漢&南蛮一般武将)
やはり、寝返ると思っていたわ。これも予測していた事、戦局に影響はない。(知略一般武将)
くっ、不安が的中したか・・・。戦局が悪化する前に対策を講じねば。(武闘一般武将)
何っ、裏切るのか? 俺のどこが気に入らなかったんだ?(熱血・男性)
そっか、裏切るのか・・・。ま、向こうでも元気でな。(楽天家・男性)
ほお、寝返っただと。この戦、面白くなってきよったわ。(老練・男性)
我らを裏切るとは・・・。必ず後悔させてくれようぞ!(重鎮・男性)
今は乱世・・・。裏切られる事には慣れています。(可憐・女性)
まさか、かの者に裏切られようとは。人の絆など、脆いものですね。(古風・女性)
あたいを裏切るのかい・・・。因果応報って言葉、知ってるかい?(勇敢・女性)
え、ちょっと、待って! どうして・・・。(無邪気・女性)
私を裏切るの? 罪深い人・・・。(妖艶・女性)
ちょ・・ちょっと、私が何か悪い事した? 謝るから戻ってきてよ!(活発・女性)
え?! 寝返っちゃうの? 今まで一緒に戦ってきたのに・・・。(ソンショウコウ)
あれれ、いっちまうだか? あっちでも、がんばれよ。(キョチョ)
ちっ、寝返っただと? 次に会ったらただじゃおかねぇ!(モウカク)
・・・残念だ・・・。(シュウタイ)
裏切るのですか。あえて汚点を残すというのですね。(ショカツリョウ)
裏切るのか? 敵とあらば、容赦はせんぞ!(タイシジ)
----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- --------
   ↓義兄弟・婚姻
よお、一杯やらないか? 戦に、家庭に、人付き合い・・・。酒でも飲まねえと
↑やってられないだろ?(楽天家・男性・大宴会)
よーし! 今夜は宴会だー! 酒持ってこーい! ・・・あ、飲めないや。
↑お茶持ってこーい!(無邪気・女性)
乱世の不条理、戦の悲劇・・・。酒で一時、こいつらを忘れるとしようか?(女性・勇敢・大宴会)
おい、酒をあるだけ持ってこい。たまには浴びるほど飲んでやろう。(リョフ・大宴会)
この乱世、心も身体も荒みましょう。時には戦を忘れ、休んではいかがですか?
↑今宵は私にお酌させてください。(チョウセン・大宴会)
これ、やるよ。あんたが持っていた方が、役立つだろ。(楽天家・男性)
義兄弟の契りかい。伊達や酔狂で言うなら承知しねえが・・・。本気なら、受けてやろうじゃ
↑ないか。
今からあたいたちは義兄弟。天下よりも重い絆で結ばれたよ。そこんとこ忘れるんじゃないよ!
↑(勇敢・女性)
貴様にこれをくれてやろう。義兄弟の証だ、遠慮は要らんぞ。(リョフ・贈呈)
贈り物を用意しました。差し出がましいようですが、お受け取りください。(チョウセン)
お前が疲れる事はない。好きなだけ寝ていろ、俺が許す。(リョフ)
いつも私のためにご無理をさせていますね。どうかご自愛くださいませ。(チョウセン)
この俺と義兄弟になりたいだと? ふん、お前のような奴は初めてだ。・・・よかろう。
↑お前の敵は俺の敵、俺の敵はお前の敵。邪魔する奴は残らず叩き潰し、俺達の武で天下を
↑捻じ伏せるのだ!(リョフ・義兄弟)
今宵は、私たちのみで、ささやかな宴を催すとしましょうか。(女性・古風・大宴会)
----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- --------
   ↓味方武将イベント
虎を退治して参りました。さあ、次なるご命令を!(軽装一般武将)
虎を踏み潰してきましたぜ。(巨漢一般武将)
虎を退治して参った。あの爪牙、野放しにしては危うい故。(重装一般武将)
虎を一頭、退治して参りましたぞ。(武闘一般武将)
虎を退治してきましたぜ! ま、獰猛な虎も俺にかかりゃ、でっかい猫みたいなもんですわ。
↑(カコウエン)
山賊を退治して参った。民も喜んでおりましょう。(重装一般武将)
山賊を退治して参りました。(知略一般武将)
山賊どもを成敗して参りましたぞ。(武闘一般武将)
突けい! 押せい! この訓練が戦で生きるのだ!(重装一般武将)
銅鑼を鳴らせ! 軍旗を掲げよ! 各将は合図に従い陣を組め!(知略一般武将)
休むな! 座るな! 立ち上がれ! この辛さと苦しさが戦で生きる!(熱血・男性)
山賊を懲らしめてきました! 民を苦しめる輩を、野放しにはできません!(熱血・男性)
山賊を追い払ってきました。民も喜んでるみたいですよ。(楽天家・男性)
狼藉を働いていた山賊を、成敗しました。(可憐・女性)
民を困らせていた虎を、退治しました。(可憐・女性)
虎を退治して参りました。(古風・女性)
山賊を掃討して参りました。(古風・女性)
虎が暴れていたので、始末して参りました。(勇敢・女性)
山賊がシマを荒らしていたので、追い払ってきました。(勇敢・女性)
虎を退治してきたもんねー! あたし、すごいかも?(無邪気・女性)
構えろ、雑魚ども! もたつく奴は、蹴っ飛ばすぞ!(リョフ・兵士訓練)
訓練だからといって、怠けないでください。私は皆さんと一緒に、
↑この乱世を生き抜きたいのです。(チョウセン)
敵は虎視眈々と我が領土を狙っています。不測の事態に対処できるよう、八門金鎖の陣を敷いて
↑おきましょう。(ショカツリョウ)
おお、火計が成ったか。天を覆い尽くす業火よ・・・。攻め寄せる敵をすべて焼き尽くせ!
↑(シュウユ)
火計が成功したようですね。鮮やかな紅蓮の炎が、敵陣を焼き払ってくれるでしょう。(リクソン)
----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- --------
   ↓君主イベント
大儀であった! お前のような将を抱えることができて、私は幸せよ!(君主一般武将)
満足のゆく戦果だ。そなたが敵でなくてよかったわ。(武闘一般武将)
頑張ってくれて、ありがとう! ゆっくり休んでね!(無邪気・女性)
ジャーン! 頑張ったあなたに、ご褒美でーす!(無邪気・女性)
よくやった、誉めてやろう。(リョフ)
貴様、なかなかできるな。褒美をくれてやる。(リョフ)
素晴らしい活躍でしたね。次の戦いも期待しています。(チョウセン)
----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- --------
   ↓その他
無礼者め! 朕を誰と心得る! 武器を置き、控えるがよい!(献帝、追い返し)
漢王朝の危機を耳にし、馳せ参じました! 我らの力、存分にお使いください!(志願兵、仕官)
おまかせあれー!(無邪気・女性)
みんな! ケガしないでね!(無邪気・女性)
おめでと! ・・・う、ございまっす! 見てほら、みんな大喜びだよ!(無邪気・女性)
ワシをねじ伏せるとはたいしたもんだ! よし、これからはおめぇに協力してやる!
↑ワシらの力、好きなように使いな!(モウカク・心服)
おお! よくぞ、決心なさった。(使者)
我が主はおぬしを高く評価している。もし寝返ってくれれば、
↑今以上の厚遇を約束するが・・・どうだ?(使者)
見事な武働きだ。我が軍中の良い手本となろう!(重装一般武将)
喜べ! お前の欲しがっていたものが手に入ったぞ!(熱血・男性)
今の言葉、聞かなかったことにしてやるよ。(楽天家・男性)
あなた様が業を背負われるのなら、私も命運を共にしましょう。
↑どうか世を救うためにお立ちください。(チョウセン)
このところ、ご活躍の様子・・・。私と張り合っていらっしゃるおつもり?(古風)
お前には期待している。これからも己の重責を果たせ!(重装一般武将)
お前を昇進させたい。新たな役職、引き受けてくれるな?(重装一般武将)
私たちと、共に歩みたいと? あなたなら信じられそうです。歓迎しましょう。(可憐・女性)
この戦、お前の働きに掛かっている。わしの期待を裏切ってくれるなよ。(重装一般武将)
おお、待っていたぞ! 我が陣営、これで駒は揃ったわ!(重装一般武将)
君主ってのは堅苦しいね。やっぱり、俺には自由な身がお似合いさ。(楽天家・男性)
どうも最近、調子がでないねえ・・・。下野して、少し頭を冷やすとするよ。(勇敢・女性)
行ってらっしゃーい! 気をつけてね!(無邪気・女性・君主)
お前に贈りたい物がある。受け取るがいい。(リョフ)
最近、張り切ってるねえ。おかげで俺も遊べなくなっちまったよ・・・。(楽天家)
これを差し上げましょう。よろしければ、お使いくださいな。(古風・女性)
軍議は、終わりっと! そんじゃ、よろしくね!(無邪気・女性・君主)
この任務はー、あなたがいいかも!(無邪気・女性・君主)
ジャーン! 今回の方針は、これだ!(無邪気・女性・君主)
みんなー、軍議を始めちゃうよー!(無邪気・女性・君主)
と、いうわけで、これからも頑張ってねー!(無邪気・女性・君主)
おめでとーっ! 昇進決定でーす!(無邪気・女性・君主)
うん、これから一緒に頑張ろう! みんなと仲良くね!(無邪気・女性・君主)
よし! 飲もう! たまには羽目を外すのもいいものだ!(熱血・男性)
おめでとうございます! つい天下統一を成し遂げましたね!
↑私も少しはお役に立てたでしょうか・・・。(チョウセン)




悲しい涙は枯れても、嬉しい涙は枯れない



    第1部・第08話へと続く。

    後半へと続く。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

戻る