アルティメットエキサイティングファイターズ 〜集いし鋼鉄の勇者達〜
    〜第33話 それぞれの役割〜
    黒い箱が原因で創生者を担わなければならなくなったビィルガ達。対する創生者の柵から
   解放されたミスターT達は、他の面々との対戦を普通に行っていた。
   一同と同じく一介のレスラーとして、何不自由なく戦う姿は爽快そのものであろう。

    他の面々との戦いを行ってはいるが、代表別に選抜した面々との戦いも行った。それは実現
   不可能とまで思われた、本編陣営の主人公達との対戦だ。
   相手はロスレヴ系列からユキヤ、フリハト系列からディルヴェズ。そして新陣営系列からは
   リュウジNが選ばれた。

    試合はハンディキャップマッチ、形式はワン・オン・スリーで交代なし。ルールはKO・
   ギブアップなし、そしてDQありとリングアウトなし。リング設定はレッスルマニア19だ。


ハンディキャップバトル登場+試合動画

    (ハンディキャップバトル終了)
    禁断覚醒を通常としたミスターTとの対決。結果はミスターTの圧勝だ。だがエシェラ達の
   時と同じく、戦いこそが我が執念と位置付けている面々。普段戦えない彼と試合を行えた事に
   感無量といった表情を浮かべていた。
   つまりは試合には勝ったミスターTだが、総合的には負けた事になるだろう。
リュウジN「いいねぇ〜・・・、この時をどれだけ夢見た事か。」
   エシェラ達の時と同様に、直ぐさま体力強制回復を施す。相手に与えるダメージは凄まじく、
   通常の回復ではまず間に合わない。
ユキヤ「これで他の試合にも本気を出せますよ。」
ディルヴェズ「何かあれば、今度は自分達が加勢します。この恩は忘れません。」
   今まで以上に団結力が強まった各陣営。自分達と対決できる事をこれほど望んでいた事に、
   ミスターT達は痛烈に思い知らされた。そして創生者であろうが適度の試合は必須という事を
   理解したのである。

    その後は各陣営との試合を行うミスターT達。創生者自ら戦いを行うとあって、ここぞと
   ばかりに対戦を希望する面々が後を絶たない。
   それにミスターTは誠心誠意応じる。今しかできない役割である事を、誰よりも彼自身が理解
   していた。

    特に対戦を進んで行っているのは脇役の面々である。普段は陰に隠れてしまい、表に出る
   事がない。それだけに彼らの花咲く場所を設けてあげているのだ。

    今まで創生者軍団と敵対していたエシェラ達は何事もなかったかのように接している。
   先刻の行動は全て自分達を立たせるためのもの。それは彼女達も他の面々も理解していた。

エシェラ「動きませんね。」
ミスターT「私が今まで担っていた役割の重圧と戦ってる筈だ。」
    一通り試合を終えたミスターT達。他の面々は大満足した表情を浮かべ、再びそれぞれの
   陣営で試合を再開する。
   敵役がビィルガ達になっている現在、ミスヒール達は完全に浮いた存在でもある。今は流れに
   身を委せ、対戦を希望する面々からの試合に応じていた。
エシェラ「・・・あの時のマスターの目が、今でも忘れられません。」
ミスターT「お前さんを締め上げていた時か。」
エシェラ「何故お1人で背負おうとするのですか。相談して下されば、私達も動いたのに。私では
     貴方の片腕には役不足ですか・・・。」
   エシェラは悔しくて仕方がない。あの瞬間のミスターTの心境は、想像を絶するものだと確信
   している。だがそれを表に出さず、役割を徹底的に演じ切っていたのだ。
ミスターT「では問う、お前さんの真の役割とは何だ?」
エシェラ「それは・・・本陣に参加し、皆さんと切磋琢磨して試合を展開する。それこそが私達の
     存在意義です。」
ミスターT「理解しているじゃないか。ならお前さんの役割を担うんだ。それこそが私が一番望む
      もの。」
エシェラ「でも・・・。」
   自分の役割を全て理解しているエシェラ。しかし己を抑制してまで行動に移す彼に対して、
   彼女はいてもたってもいられなかった。
    言い表せない複雑な感情を抑える事ができず泣き出すエシェラ。その意味はミスターTが
   内在する心の悲しさを表現しているとも言える。

    その彼女に有無を言わず抱きしめるミスターT。創生者を担っていた時とは異なり、瞬時に
   行動したと言っていい。
ミスターT「お前さんには感謝している。役割を超越し、私を個人として見てくれる。今現在は本職
      を預けているが、だからこそ感謝もできる。」
エシェラ「ありがとう・・・。」
ミスターT「それに一介のレスラーなら、お前さんが望む行動もできるしな。」
   我が身を委ねるエシェラ。彼の大きな胸に抱かれ、心の複雑な感情は一瞬にしてなくなった。
   恥ずかしさもなければ戸惑いもない。今はただ彼に抱かれ、その余韻に浸るだけである。

シンシア「え〜・・・、よろしいですか。」
エリシェ「・・・お邪魔でしたね。」
    ふと声を掛けられ我に帰る。傍にはシンシアとエリシェがおり、一瞬にして恥ずかしさが
   込み上げてきた。そそくさげにミスターTから離れるエシェラだった。
エシェラ「い・・いえ・・・、何でもありません・・・。」
ミスターT「素直になりなよ。」
エシェラ「誘っておいて何を言うのですかっ!」
   赤面しながら反論するエシェラ。その言動に苦笑いを浮かべながら謝るミスターTだった。

ミスターT「それで、どうしたんだ?」
シンシア「立ち直ったのかどうか分かりませんが、ビィルガ達が再び動きだしたのです。創生者の
     特権を活用し、独自に試合を展開しだしています。」
エリシェ「力の明け渡しなどは考えていないようですよ。」
    どうやらGM軍団を代表してシンシアとエリシェが連絡に訪れたようだ。ビィルガ達はその
   重圧を乗り越え、創生者として動き出したというのだ。
ミスターT「悪用はしてなさそうだな。」
シンシア「今の所は・・・。」
ミスターT「まあ、次の反乱まで現状維持で進むとするよ。」
エシェラ「いいのですか、あの黒い箱の力を野放しにして。」
ミスターT「実はな・・・。」
   ミスターTは徐に懐から黒い箱を入れてあるレザーケースを取り出す。それには3人とも驚愕
   するしかなかった。
エリシェ「何でマスターがそれを?!」
ミスターT「今のビィルガ達の行動は全てフェイクさ。ミスヒールが彼らを追い込み、ギラガスが
      あたかも存在するかのような行動をした。」
シンシア「ひどい、私達を騙したのですか!」
ミスターT「間接的なダメージは与えたかも知れないが、直接的なダメージは至っていない筈だ。
      それに今現在は彼らが創生者を担う事で、お前さん達をサシで勝負ができている。」
エシェラ「それを言われたら何も言えませんが・・・。」
   全てはミスターTとミスヒール・ギラガスの策略だったのだと把握する3人。結果的には一同
   を騙した形になるが、今の現状を見ればプラス思考に働いているのも事実だ。
ミスターT「敵を騙すには味方から。それにビィルガ達が野心を持たずに創生者を演じるのなら、
      今の環境は維持できる事になる。」
エリシェ「それは願ってもない事ですが・・・。」
ミスターT「それとこの件は他の面々には内緒な。特にビィルガ達が知れば間違いなく反乱を起こす
      だろう。知られる前に反乱を起こしてくれる事を願ってはいるがね。」
シンシア「・・・マスターだけは敵に回したくないですよ。」
   全てを把握した策略家、それがミスターTであろう。全ては彼の手の内で踊っているに過ぎ
   ないとも言える。
   しかし全ては自分達の持って生まれた存在と役割を担うため。そのためにミスターTは単独で
   行動を繰り返しているのだ。

ミスターT「さて、一時の創生者がどのような政策を打ち出すのか。ビィルガ達の行く末を見届ける
      とするかね。」
エシェラ「今度何かあれば必ず言って下さい。言わなかったら承知しませんよ。」
    エシェラが物凄い威圧を込めて語る。しかしその威圧は表向きで、真の意味は自分を信用
   して欲しいというものだった。それは彼特有の意思の疎通により感じ取ってはいる。
ミスターT「分かった。その時はシンシアとエリシェにもご足労を願うよ。」
シンシア「もちろんです。」
エリシェ「エシェラさんばかりいい格好させられませんよ。」
   この2人もミスターTに仄かな思いを寄せる。それだけに彼に一番近いエシェラに対抗心を
   抱いている。この3人の彼を巡る思いは、より一層増していくのであった。
    それを窺ったミスターTは素直に喜んだ。創生者の役割を担っている時では一歩引いての
   対応だったが、今は真っ正面から応対している。
   そして心中では一時のレスラー生活を担えさせてくれているビィルガ達に感謝の意を表した。



ハンニバル「マスターはこの重役を1人で担ってたとなると、我々では荷が重すぎる。」
ビィルガ「しかし引っ張らねば、今までの創意が無駄になる。」
デュウバD「そうなるとあたい達は離れるしかないかな。あたい達の所属は真敵役になるからね。」
    ビィルガ達の新たな決意を察知し、デュウバD達は彼らから離れる事を決意する。それは
   自分達の存在が真敵役になるからだ。
   純粋の中立的存在なビィルガ達だからこそできる創生者という役割。彼女達の位置付けでは
   難しい部分であろう。
ビィルガ「今まですまなかったな。」
デュウバD「気にしない気にしない、あたい達の性分には十分合致してたからさ。まあ共闘だけは
      させてもらうけどね。」
ビィルガ「そこは大いに期待している。我々だけでは戦力不足は否めないからな。」

    再びビィルガ達とデュウバD達は分裂した。今回はビィルガ達の位置付けから、デュウバD
   達が離れざろう得ない状況になったからだ。
   しかし共闘するという事は、両者とも思っていたようだ。お互いに利用しあうしか、現状の
   戦力不足を解消できない。


ギラガス「俺達も離れる。純粋に戦う事に目覚めたのならば、我らの加勢は意味がないだろう。」
ビィルガ「ああ、今までありがとうな。感謝するよ。」
    ギラガス達もビィルガ達から離れる事になった。今まではバラバラだった両陣営を纏めると
   いう意味合いで加勢していた。しかし今現在は両陣営の団結心は凄まじいものだ。
   それにビィルガ達も彼らを失う事には反感を示さない。むしろ感謝をしているぐらいだ。
    ビィルガ達の創生者という位置付けは、ある意味彼らを本当に目覚めさせる切っ掛けとも
   なるだろう。



ミスヒール「マスター。あの調子だと黒い箱は彼らが持っていた方がよさそうな気がしますが。」
    ビィルガ達は創生者という役割を担いだす。今まではヒール役を徹底していたが、今現在は
   ニュートラルといった存在だ。完全中立を徹底し、一同の纏め役を行っている。
   そんな中、力が偽物という事実に対して大丈夫なのかとミスターTに問い質すミスヒール。
ミスターT「彼らが持つ黒い箱はフェイクだが、そのものを変化させて本物のコピーにもできる。
      本当にその力を用いる瞬間が訪れ、なおかつ善悪ではなく中立で事を運ぶならだが。」
ミスヒール「了解です、暫くは様子を見ましょう。」
   この場限りではミスターTの力に不可能はない。ダミーの黒い箱も一瞬にして本物のコピーと
   する事も可能である。
   それを窺い知ったミスヒールは安心する。デュウバD達を超える真敵役の存在ではあるが、
   GM陣営と同じくミスターTに絶大な信頼を寄せているからだ。
ギラガス「上手くいきましたね。」
ミスターT「ご苦労様。役割を辞退してくると踏んでいたが、そのまま担いだすとは以外だった。」
ギラガス「ビィルガ陣営とデュウバD陣営は再び分裂しましたが、以前よりも増して決意は強まった
     と言っていいでしょう。」
ミスターT「今後が楽しみだね。」
   ギラガス達の位置付けがビィルガ達と同じとは以前述べた通り。しかし野心に燃えるという
   概念は一切なく、あくまで中立を徹底している。むしろGM陣営に近い。
   ミスヒール達も真敵役の位置付けだが、デュウバD達が本陣とあって印象が薄らいでいる。
   この場合の両陣営は自然とミスターTに帰属する。言わば彼らは裏の工作部隊であろう。



シェガーヴァH「さて、どうしたものか。」
    ビィルガ達が創生者の役割を担う現在、悪役に欠ける現状だった。デュウバD達も彼らの
   工作部隊として動いている事から、敵役がいなくなってしまったのだ。
    この現状を見つめ、シェガーヴァHは考え込んだ。自分達の本来の役割を徹底するのか、
   それとも独立した形で進んでいくのか。
レイスD「本来の我々に戻ってもいいのでは?」
スカーレット「そうだねぇ。どんなにお膳立てをしても、悪役という柵からは出る事はできない。」
アマギDA「俺はどっちでもいいぜ。戦える環境が存在するなら、どんな役割でも担ってやるよ。」
   それぞれの役割を再確認する悪陣営の面々。どんなに善染みた行動をしようが、自分達の根底
   に存在する悪役からは離れる事はできない。
    しかしそれこそが善陣営には担えない、彼らに託された大きな役割なのだ。ここに来て再度
   己の役割を再確認した面々だった。
シェガーヴァH「一同に問う。どんな荒くれた行動でも付いて来てくれるか?」
ゼラエル「リーダー、それは愚問だ。」
ベロガヅィーブ「俺達は戦いこそが存在意義、戦う事しかできない。そんな俺達を引っ張ってくれる
        のなら喜んで付いて行くぜ。」
ディヴォルガル「やりましょう、私達の生き様を見せつけるのです。」
   シェガーヴァHの問いに誰もが叫びながら応じる。それに頭を下げて感謝する彼だった。
   リーダーが不動であれば、その陣営の行く末は磐石である。恐れるものなど何もない。自分達
   の役割を再認識し、更に新たなスタートを切った悪陣営の面々だった。



デュシアE「団結か、俺達にできるかな。」
エシェムL「何を言い出すのよ。私達なら何だってできるわ。」
セオリア「しかし人数的に厳しいのは事実だね。」
    他の陣営の団結心を目の当たりにし、規模が少数である新陣営の面々は弱気になる。特に
   誕生間もない流界ベルムカルの陣営は、その規模はかなり小さかった。
   デュシアEが漏らした言葉に負けるなと意気込むエシェムL。しかしセオリアが語る通り、
   実際は厳しいものであった。
デュシアE「戦闘力ではフリハト陣営に敵わず、総合的な人数ではロスレヴ陣営に敵わない。戦いと
      いう一点に絞るなら、悪陣営には到底敵わないだろう。」
リシューナ「しかし戦わねば負けるだけです。私達の存在は戦ってこそ示せる。それだけは忘れない
      ように。」
デュシアE「戦いは放棄しませんよ。ですがセオリアさんが言った通り、人数的に心許ないのは事実
      ですが・・・。」
   本編では強気のデュシアEだが、他の陣営の規模を見れば弱気になる。それに遣る瀬無くなる
   彼の仲間達。だが現実を目の当たりにすれば、彼同様に弱気になるのは言うまでもない。


リュウジN「なら新陣営という陣営を確立させればいい。」
ユキヤN「俺達なら必ずいいチームが組めます。」
デュシアT「みんなで戦えば怖くないですよ。」
    間隔空けずに話し掛けるリュウジN。彼が所属する一匹狼陣営もまた、陣営の規模に悩ま
   され途方に暮れていた。そして伝秘ウイブレ陣営とメカノイド陣営も同じである。
デュシアE「でもいいのですか、自分を含めて目立たなくなってしまっても。」
リュウジN「な〜に言ってやがる、この陣営のリーダーはお前だよ。俺達は戦えればいい。」
アフィ「だねぇ。デュシアEさんなら、自分達を奮い立たせてくれる。」
ウィレナ「もちろんサポートはしますから。」
   本編では誰もがリーダーを担いたい一心に動くだろう。しかしこの場は異なる。リーダーと
   いう役割ほど縛られる存在はいない。好き好んで行う人物など、この場にはいなかった。
デュシアE「正直、この役割は怖いです・・・。」
エシェムL「デュシアEの背後は私が守るよ。」
セオリア「貴方は前だけを向けばいい、細かい事は一切気にするな。」
デュシアE「・・・分かった。みなさん、よろしくお願いします。」
   一同の熱意に折れたデュシアE。4陣営の面々に頭を下げると、一同は新たなリーダーの誕生
   に大喝采で讃えた。
    ロスレヴ系列とフリハト系列とは異なり、この4陣営は異体同心とも言えるだろう。故に
   団結力が備われば、どの陣営をも凌駕するものになる。
   この新陣営の強さは挑むという部分で、他の陣営を凌駕していると言っていいだろう。



ミスターT「面白い展開になったな。」
    今の勢力図を手帳に書き示すミスターT。新たに誕生した合併新陣営を含めると、全部で
   7つの陣営から成り立つ。ミスターT率いる創生者軍団と、エシェラTB率いるGM軍団を
   除いても5つの陣営だ。
   しかも以前よりも増して団結心が強くなった事から、この規模は絶対的に揺るぎないものへと
   確立したと言える。
ミスヒール「悪役が存在しないと成り立ちませんね。」
ミスターT「そこは悪陣営や真敵役が担ってくれる。お前さんの役割はほぼ中立に近く、デュウバD
      達が真敵役になるだろう。」
ギラガス「我らはマスターの工作部隊の方が相応しいかと。ロスレヴ陣営の根本となるレイヴンと
     同じ職業ですな。」
ミスターT「私も本職から離れている状態だからね、今ならお前さん達と一緒に行動しても文句は
      言われないだろう。」
   創生者の役割をビィルガ達が担っているのは現状通り。それにより一般レスラーという位置
   付けになったミスターT。今この瞬間ならどのような行動をしても問題はない。

ミスターT「自分達が動いた方がいいね。」
    手帳に書き示した勢力図を再確認し、徐にミスターTが語りだす。ウォーミングアップを
   行い、そのまま一同の元へと向かって行った。
   ミスヒール・ギラガス達も便乗し、彼と一緒に他の面々への行動を開始した。

エシェラ「もう・・・また独断で動く・・・。」
シンシア「でも悪役だけは私達にはできません。ここはマスターに任せるしか。」
エリシェ「途中参戦で場を盛り上げられれば問題はないですよ。」
    本編から独立した形で動いているエシェラ・シンシア・エリシェ。善陣営出身の独立部隊
   であり、その規模は小さいが自由度は非常に高い。
   3人も自分達の役割を独自で考え行動を開始した。それは思い人であるミスターTを追う者
   としてのものだった。



    突然襲撃を開始したミスターT達、今度の相手はロスレヴ系列の面々だ。善陣営を中心と
   した彼らに、完全ベビーであるミスターTが襲撃する姿は異様である。
ミスターT「お前さん達の力、試させてもらう。」
   本編はレイヴンとしての役職である彼らに、襲撃を企てるレイヴンとしての役割で対峙した。
   これにはロスレヴ系列の面々は大喜びするが、役割の手前では大ブーイングで反撃する。

    ブーイングの嵐の中を行動するミスターT。襲撃されたのはレジェレヴとアナザレジェレヴ
   の主人公、リュウルとリュウガである。
   しかし2人に加勢する人物が出た。リュウルにはレイト、リュウガにはナナミが。どちらも
   ヒーローとヒロインのペアである。
    一気に不利になったミスターTだが、禁断覚醒を行っている彼の相手ではない。4人は一切
   対処できずに攻撃を食らった。凄まじい打撃が4人を一撃でダウンさせる。
   全く容赦ない攻撃だが、その場の活躍をできた事に感謝する4人だった。

ウォード「何て事をしやがる!」
シュピナー「今度は私達が相手になるわ。」
    役割を担う際は容赦するなと告げられているため、ウォードとシュピナーは凄まじい剣幕で
   ミスターTに食い付く。便乗してファナ・エリーデ・トムM・トーマスKも行動する。

    動く時は今なのだ。ここにいる誰もがそう思った。その心に立った彼らを見て、ミスターT
   は心中で嬉しさに溢れていた。

    第34話へと続く。

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